立ちはだかる壁:いっちょ前にかかえてる




*目にやさしい背景色を使用*











それぞれの子が、それぞれの思いでかかえる壁。








< 本文は:物語風に3分 >


目次

1.タウパの前書き <失敗は、あたり前>

2.どれだけ長い壁

3.どうやってのりこえる

4.どうしていいかわからず、どん底

5.また、お花をそだてるには

6.負けつづける壁

7.のりこえたのに、また壁が!

8.まとめ <子どもだって、いっちょ前に>








それでは、物語のように、どうぞ















- そこは、さんご礁にかこまれたのしげる島 -








1.タウパの前書き <失敗は、あたり前>


ぼくだって壁っていうのに、ぶつかる。

あきらめかけたけど、友だちに支えられた。

挑戦なんだから、失敗はあたり前だって。

子どもにだって色々な壁がある。

のりこえるの、ほんとにたいへんなんだってばぁ。

これから6人の、かかえてる思いをつたえます。

💦 失敗は、あたり前のページは、こっち >


















2.どれだけ長い壁

必死にとめようとする腕を、ふりはらいました。

「はなせ、おれはこの木のてっぺんから、飛ぶんだ。もう生きてたくない――」

ワムエは、すきな女の子に気持ちをつたえ、ショックを受けました。

≪気持ちを聞けてうれしいって、いってくれたのに≫

ワムエはその子がたいせつにする植物を、自分でも気付かぬうちに、無下にしていました。

≪おれが、そんなことさえしなければ――≫

悔やんでも悔やみきれませんが、気をとりなおします。

≪くっそ~、これからは、植物をいたわるよう、気持ちをいれかえる≫

いつ、気持ちがその子につたわり、壁をのりこえることができるのでしょう?

💦 告白して後悔しないページは、こっち >


















3.どうやってのりこえる

「やっぱり、へんだ。ロンロが、いつもとちがう」

そうつぶやいた友だちが、しっかりした声でいいました。

「元気がないみたいだけど、なにか、心配なことがあるの?」

ロンロがあわてたように顔をあげ、首を横にふりました。

「ない、ない、なんにもないから」

その日を境に、ロンロは小学校にいかなくなりました。

≪友だちに心配してもらった時に、イジメられてるって、ほんとうのことを打ち明けれていれば……≫

と、考えることがありました。

≪小学校にいってみんなとあそびたい、それなのに――≫

ロンロはどうやって壁をのりこえるのでしょう。

💦 友だちを気づかうページは、こっち >


















4.どうしていいかわからず、どん底

小学校からの帰り道です。

頭にきて友だちの身体的なことを指摘したガギが、親友のルイトからとがめられました。

「なんであんなこというんだ。ガギといっしょに、いたずらするのすきだけど、あんなこというガギは、最低だ。ケンカしたからって、いくらなんでも、いわない」

それに反抗しましたが、自分のしたことに気付き、深い後悔にさいなまれます。

≪自分の顔をみるだけで、その子がイヤな気持ちになる≫

ガキは小学校にいけません。

どうしていいかわからず、木のうえから星になげきます。

どん底の壁、のりこえられるのでしょうか?

💦 言ってはいけないページは、こっち >


















5.また、お花をそだてるには

花壇をまえにしてチコが、膝をかかえて座っています。

このサララが、さいごのひとつ、こわい。だけどわたしがどうするか、決めないと。勇気をださなきゃ

サララは、きれいな花をさかせます。

≪わたしがそだてられなければ、集落からサララが絶滅する≫

チコは決断を実行し、ねがいました。

この入れかえた土で、かならず元気になって、そしてお花をさかせて。小学校がお昼やすみになったら、走って帰ってきて、お水をあげるから、おねがいね

ですがサララが心配で、小学校で体調をくずしてしまいました。

もしもサララが死んだら、大すきなお花をそだてる自信を、なくしてしまうかもしれません。

そうしたらチコは、その壁をどうやってのりこえ、またお花をそだてるのでしょう?

💦 大すきだから緊張するページは、こっち >


















6.負けつづける壁

家々で飼われている犬は、自由に集落やそのまわりを走りまわりました。

人にはぜったいに牙をむきませんが、犬同士のケンカはさかんです。

道にたって子どもたちが、その戦いをみていました。

「黒い犬、ぜったいに挑戦するわよ。ほら、走った。茶色い犬、かならず受けてたつから――」

挑むすがたに魅せられたタウパが、悩んでいました。

「くっそ~、なんどトークに、ケンカで負ければいいんだ」

トークはタウパより、大きな体をしていました。

「相手が強くても、ぼくだって挑戦する。だけど、どうすれば勝てるんだ……」

💦 犬に魅せられるページは、こっち >


















7.のりこえたのに、また壁が!

木漏れ日のゆれる道を、イククが友だちとならんで走っています。

「ありがとう、つきあってくれて。わたし、スポーツ苦手だけど、きらいになりたくない。みんなともあそびたいから、こうしてゆっくり走るのは、つづけるんだ」

走っていると、運動がへたくそなのを笑う子から、からかわれます。

「イクク、集落から少しはなれたところで、走ろうよ」

そこは人気がなくて、さみしいところでした。

友だちがいっしょに走れない日は、気持ちがしずみましたが、がんばってつづけ、マラソン大会でビリを卒業しました。

苦手をつづける壁をのりこえたイククは、また、毎日つづける壁に挑みます。

💦 ビリ卒業のページは、こっち >








8.まとめ <子どもだって、いっちょ前に>







こんにちは、どふぁらずら。

壁。

人のねむる家にはないが、豚小屋にはあるずら。

その壁とちがう、人生にたちはだかる壁。

子どもだって、いっちょ前に、かかえてる。

ほんでもって、

いっちょ前に、のりこえようとするずら。




おっと!

のりこえられないと、つらいずら。

・気持ちによりそう >








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